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【2025/09/14 20:47 】 |
コッペルのおぢさん
Koppel, Porter, Hohenzollernと一通り完成見本の作業が完了しました。後は量産に向けてひた走りです。このHohenzollernの1988年に作られたとあります。よくよく見るとコッペルの部品を使って、この異形の機関車を作ったようなのです。庵原コッペルが1911年製造となっていますので、大叔父に当たるわけですね。実験機の色彩が濃かったようですので、当時としては実験機に多かった灰色に塗りました。白黒写真しか残っていませんので、一瞬、鶯色も頭に浮かんだのですが、英国でも灰色がおおかったようですし、あっさり灰色としました。

しかし、何のために作ったのかよく解らない機関車です。一升瓶数本しかはいらないであろう水タンクでシングルドライバー。(模型の方もしっかりメインロッドは動くのです。でも全く見えません。orz)実物通り、少しの勾配でも空転してのぼりません!?これも極小機関車で庵原コッペルの4トンに比べ、整備重量3.8トン。大きさはほぼ同じです。スナップで一寸呆けていますが、並べて見ると白黒の組み合わせで可愛いこと。モーターが極めて小さくなった現在でこそ模型化出来る機関車ですね。この機関車はWebに書いていますように、特別企画品で、FSKS-1~5まで連続してお買い求めの方にキット無料プレゼントです。今のところ頒布は考えていません。実はパーツ1点削り出しが多く、相当コストをかけた機関車です。

着せ替えポーターのスナップもどうぞ。キャブはネジで固定していないので少し浮いてしまっていますが、こんなものになるということで御覧下さい。画像クリックで大きな写真がポップアップします。

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【2011/05/20 02:21 】 | 模型 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
ポーター8トンも塗装完了
長らく生地完成で放ってあったポーターの塗装が上がって、ほぼ90%まで完全完成までこぎ着けました。アメリカ蒸気は工場長の得意とするところですが、キャブインテリアの色を聞いてみると、全部黒で愛想がないよということ。折角作り込んだのに余り目立たないのは惜しいので、機関車には汚し等はしない方針ですが、火室だけ軽くドライブラシをしました。

前より作り込んだディテールが浮き出して良い感じです。ムクのロストをサドルに使ってますので、ずっしり重い機関車です。工場長の思い入れもあり、ロッド駆動となっています。上手くいくと本当に音がしないで走るのですが、これは少し五月蠅いと言うほどではないのですが音がします。前作ったのは調整も上手くいって、本当に静かな機関車でした。

着せ替えのキャブも御覧の通り塗装しました。ウェザリングが元々嫌いですが、何かやはり1つは軽くラストでもかけたいと思っています。しかし旧乗工社のシンガーフィニッシュなんてこれにあったのでしょうね。色々試しているのですが、あんなに見事にディテールを浮だたすことが出来ません。完成の御予約も頂いていますので、一つは御要望で、あんな感じに仕上げたいという野望を持ってますが無理でしょうか。コッペル10HPも一緒に撮影した物も一葉。やはり無茶苦茶に小さいですね。

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【2011/05/17 03:55 】 | 模型 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
速報!見てくださいこの小ささ!庵原コッペル
数年の試行錯誤の上、庵原のコッペルがやっと姿を現しました。もう小さい小さい。この小さな車体にコッペル弁フルワーキング(本の少し滑り弁が暴れるかな?)、フルキャブインテリアを実現した記念すべき作品です。色々問題が洗い出されましたので、量産に取りかかる準備を行います。といっても1個1個注意して作りますので、2台/2ヶ月というスローペースです。今よく使われている6φモーターですと、早く走りすぎて、弁装置もへったくれもないのですが、さすがにクソ高い、MAXONの超小型モーター弁装置も動きがわかるようにゆっくり動いてくれます。走行安定性もいいように思います。

参考までに、左から、活性白土1号、Project-KのFeldbahn、庵原を挟んで旧乗工社、エバーグリーンのコッペル、ついでにNスケールのB20です。小さくて大好きなFeldbahnが非常に大きく見えてしまいます。それにしてもリンク機構の小ささが浮きだっています。

動画撮影、写真撮影、Webページ制作で、いよいよデビューです。1週間程度かかるのでしょうか・・・モーターの数制限、完成作業の制限で少量の生産に止まると思いますが、準備ができ次第、予約をWebにて受け付けます。お楽しみに!

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【2011/05/15 01:00 】 | 模型 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
これぞフルワーキング HOナロースティブンスン弁装置
今,長年に及んだ単身赴任の荷物の整理に追われ,いつ果てるともない作業に追われています.機関車のショーケースは耐震をしてあり,ケースは壁に固定,機関車は台を固定したアクリルケースと棚前の「堰」で落下防止をしてあるのですが,流石に3.11の震災を見るに付け,こんなことをしても意味があるのかと思い,特に思い入れの強い機関車,ホワイトメタルの機関車,ナローとしては大きな機関車を全て箱に閉まって出来るだけ低いところに置いています.この歳までコレクションしてきたので,数が大変で1日かかっても10%くらいしか出来ません.さて,そんな中で懐かしい機関車を動かしてみました.これもドイツ機関車で多分Henschelなのかな?前はHOYAの愛称で,後がFrank Sの愛称で親しまれた機関車です.

前の特に変哲もない機関車ですが,何故こんなものを持っているのか?外側スティブンスン・アドミッション(弁装置)がHOナローでほぼフルワーキングの機関車なのです!モーターはキャラメルモータです.どうせ,暫くリストアしないと動かないだろうと思ったのですが,今朝,何年かぶりに動かしてみました.7Vくらいで反応し,一寸電圧を上げたら暫くはぎこちなく動いていましたが,慣れるに従ってスムーズに動き出しました.この手に起こりそうな車体の振りも殆どありません。す・・・凄い。

キャラメルモーターと言ってバカにしては成りません.ボディはこれでもホワイトメタル中心でロストパーツ多数の精密キットです.イギリスのは安価なのはいいのdせすが(最近ではそうでもないらしいですね・・・)表面処理をしないと悲惨ですが,確かこれは特別な表面処理はした覚えがありません.驚くべき鋳造技術なのです.従ってお値段の方も推して知るべしです。

従って模型の重いこと.集電バッチリでモーター音もブラスなら共鳴して五月蠅いのですが,これはその共鳴もなく,ディスクの味噌すりを見事に再現しています.やたら重いので,要求トルクが多きく、スローもそこそこです.勿論,滑り弁もしっかり動いているのが確認できます.いや,これだから鉄道はやめられないです.キャブインテリアも簡単なもので再現してあり,まさに工房が目指す物.早くこんな機関車を出せるようになりたい物です.いずれ動画と撮ろうかなぁ.工場長から,そんなもん設計俺に任さんかえと言われる前に取りあえず,写真だけでもUpです.伊予鉄クラウスがこれくらい動かせたらと,肝心のコッペルも未だアナウンスしていないのに思いをはせています。

HOYAは派手な塗装が施されていたようですが,黒一色にしました.多分,ドイツの友人に送金して代わりに買って貰ったと思うのですが,キットが欲しいというと,訝しそうにされました.余りキットを買っているの聞いたことがないとか、作るの無理だよとかフンダララ。でも完成品があるということは、作っている人が居るんだろうと、反対を押しきってキットを買いました。(実は完成を買うお金がありませんでした)

さていざ届いて見ると、長さの違うカシメピン(殆ど余分なし)が異なる袋に一杯入れられていて、頭がクラクラとなりました。インストの解読だけで時間を食いました。ロッド、リンク類は洋白の0.3mmより少し厚手のエッチング(後のFrankSはブラスに洋白メッキという強者)で、流石に若い頃は何でも作ってやるというファイトがあったのですが、一寸萎えて仕舞うほどの物でした。上周りパイピングも一杯。ロストには一々、0.3mm、0.4mmの穴をあけなあかんし、やっぱり完成にかえて貰おうかとも思ったのですが、それも癪なので、結局自分でシコシコ作りました。確か弁装置だけで70%くらいの労力を費やしたと思います。

ワッシャとかも入れるのですが、ピンセットで挟めない・・・私は結構油手で模型を触るときは綿手袋とかをつけて触るのですが、この時はそれが幸いしました。指を押しつけて指に付いてくる極小ワッシャをせっせと入れたのであります。確か弁装置が動いた時は,無茶苦茶に嬉しかったのを覚えています.あの時は社宅住まいで皆さんびっくりしたでしょうねww

しかし!ドンガラがでかい。工房で次の課題にします。これ出来ちゃえば、夢のアラン式も出来ますしね。まずが極小ワルシャートとバカリーからです、(キリッ 

こ、こんな大きなナロー機関車なら今でも出来るニダ と取りあえず負け惜しみを言っておきます。

いつも拙い写真で済みません.部屋がもう無茶苦茶で撮影スペースは保持できず,ストロボ中心.ストロボのないものは手ぶれしています.サムネイルクリックで大きな画像がポップアップします。

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【2011/05/08 12:08 】 | 模型 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
小型蒸気の弁装置-お勉強コーナーw
庵原コッペル10HP、ポーター、ホーヘンと目途も立ったので、ようやくFSKS-5のCタンクの弁装置の製作に取り掛かる事が出来ます。しかしドイツのHOナローキット、Oナローキットで鍛えられた弁フェチの私の要望と工場長の機械工学者としての拘りが合致し、FSKS/FSKUレンジでは滑り弁可動・フルワーキングは必須条件としました。

何せ若い頃、コッペル弁(Max Orenstein式)の動きを本場のイギリスに投稿し,それが間違っていたという厚顔無恥の私です.でも誰もそれを指摘しなかったのは英国人でも分かっている人は少ないのでしょうか?FSKでもそれを一部取り入れて設計中で近日中にエッチングに出し、リリースの予定です。組んでみてスタックなど起こそうものなら怒声が飛んでくること間違い無し、予め念には念を入れてここは確認しておくに限るということで工場長得意のシミュレーションした結果が添付図面です。特に滑り弁のトラベル量を予測しておくのが筋でしょう。

実際弁装置の設計にあたり、特にHOナローのそれも極小クラスの蒸気の弁装置となると実物とは異なり、様々な矛盾と制約と戦う事になります。たださえガニマタ感漂うプロポーションに加えて弁装置のリンク類を足していくとそれが増幅していくわけです。加えてリンク類の剛性・強度もある程度確保しておかないと耐久性も確保できません。又、ロッド・リンク類の製作法も考えておかないと、組立上で問題が多発することになります。特にリンク類をエッチングで製作する場合、オーバーエッチング分をどの様に評価しておくかは重要で、特にφ0.3、φ0.4の極小のカシメピンを使用するリンク穴の寸法決定は常に頭の痛い所であります。仮にオーバーエッチングを見越して穴を小さめにしておきます。それがエッチング処理後、想定通りであれば良いのですが、もし想定より小さくできてしまうと悲惨で、ピンバイスに咥えたドリルでさらうにしてもその穴の位置で板が折れてしまうことが多々発生することになります。実際エッチングで残された板の内部も腐食されていることが多くエッチング前の状態に比べて強度は落ちていることがあるからです。

私の世代は幸いにも木曽(大滝)森林鉄道に試乗させてもらうことは出来ても、軽便の蒸気を日本で見る機会には恵まれませんでした。興味を持って英国に行って実際に見てきてなる程と思った訳です。日本で今比較的蒸気の分かる本は故臼井さん、金田さんの本ですが、それを以てしても動きが理解出来ないものがありました。今回、世界で多分初めて、激ムズの弁装置の設計に取りかかっているところです。

今まで殆どの日本製のHOナロー機関車では簡易化、省略が行われてきました。しかし、これを1/87の世界で実際に動かそうとするのですから、開発にも時間がかかります。どんどん色々な機関車を出したい・・・と思う反面、やはりクチュクチュと小さな弁装置が実物通り動いて欲しいと思うのです。

さて、ごたくはこの位にして以下製作予定の弁装置設計図の一部を抜粋して載せておきます。順番に次のFSKS-5のコッペルCタンク用コッペル弁、FSKシリーズで予定しているBタンク用ワルシャート弁、バグナルのバガリー式弁装置です。特にバカリーは金田さんの本の写真をどう眺めても動きが分からず、去る外国の情報で動きが分かったのであります。これが動けば、真に素晴らしいと思います。

尚、模型故ワルシャート・バガリー弁装置のラジアスロッドは逆転器をニュートラル位置にしてありますが、滑り弁が常にその運動をリニアライズされるように僅かに可動します。画像クリックで大きな画像がポップアップしますので,本邦初公開のバガリーの謎を解いてみて下さい.

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【2011/05/03 09:48 】 | 模型 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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