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【2025/09/14 23:56 】 |
工場長の拘り
今日はポーターが工場長から送られてきました。実はこれは私も作って生地完成状態にあったのですが、若干、配線等の処理が塗装を考えた場合、煩雑なので、改善頂きたいということで送り返していたものです。工場長と言えば、アメリカ型の大ファンであり、コレクターでもあります。昔の日本からのアメリカ向けの高級ブラス機関車は生地完成が多かったのです。当時ビッグボーイ等のArticulated locoを見ては、こんな高価な物、どんな人が買うのだろうと指をくわえて見ていたのですが、昔の記憶をたどっても、未塗装完成が多かったように思います。機能美を追求すれば、塗装も要らないのかとか思ったりしていました。

時にサンドブラスト等で表面の艶を消している物もありましたが、それにしても不思議なのは、半田の後が殆どない美しい表面であったということです。私も半田のはみ出しは嫌いで、接着面積の稼げる物は努めて接着剤に頼るようにして、出来るだけ素材の美しさを出したいと思って工作していますが、何時も破綻してしまいます。愛着のあるものは、1500番のペーパーまで順次細かくしていって最後はコンパウンドで鏡面しあげにしますが、一般の一寸作ってみたい程度のキットはそこそこ適当にしています。

今日送られてきたポーター8トンを見て、還って塗らない方がいいのかもとふっと思ったりしました。キャブが洋白なので、流石に塗らない訳には行きませんが、何か工場長の目指す物が少し分かったような気がしました。かの国アメリカでは昔作ったグラントライン(モーターの方がキットより高価!それにしても殆どプラというのは凄い)、最近では廉価版のバックマンのOナローものが有名ですが、グラントラインの精密ものをHOナローにほぼ忠実に落としているので、未塗装で還ってディテールが浮き出して良い感じがします。

この大きさではギヤ駆動が常識的になって来ますが、これも工場長の拘り。ギヤが見えるのが嫌で困難なロッド駆動にしたということです。私が組んだのは、モーターの回転を動輪に伝えるギヤが2枚しか入っていませんでしたので、本当にスムーズに無音で走っていました。今回のはキャブも固定してあるので、若干の音がします。「一寸音しまっせ」と電話で話したのですが、「バカモノ、お前が組んだ物は1点削りだしのシャシだ」と叱られてしまいました。ロストワックスキャストは収縮し、エッチングはどうしてもオーバーエッチングになってしまいます。今回はそれらを事前に評価して、材料を作った訳ですが、やはり一点削りだしの精度には適いません。とは言え、ギヤ駆動に比べ音も静かに良好に走ってくれます。一点削りだし物として、F&S工房ではFSKUがそれに該当しますが、極めて精度の高い模型になると思います。

なお、半径7mm程度の急カーブも楽々通過です。くるくる小さなエンドレスを回るのを30分程見てしまいました。昔飛びついて買った旧乗工社の当時好んでしていたコテコテ塗装のポーターと並べて撮影しました。模型として、それぞれの良さがあると思います。画像クリックで大きな写真がポップアップします。

8e5e0db1.jpegRIMG0004.JPG

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【2011/04/12 05:02 】 | 模型 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
庵原コッペル走行良好!
あ~長かったです。構想から5年・・・フィニッシャーMr.Machから完成を早く検証したいだろうからと送ってきました。自分である程度試作を行っておきながら、いざ塗装済みを見るとその小ささに吃驚でした。キャブはインテリア満載です。さてさて、動くのだろうかと早速試運転にかかりました。

実は弁装置が動くことを確認して(それも半分w)後は彼に任せてしまったので、実際、6φモーターでの運転は可成りきついだろうなと思っていました。特性上は可成りの低速回転、トルクの大きさは分かっていたのですが、あの小さなモーターで、ここまでの低速性能があるとは努々思いませんでした。又、彼の腕の確かさも実感しました。リンク類も動きが十分に確認出来ます。滑り弁ロッドは何度も目をこらしてみましたが、何せ行程が設計で0.2mm何か動いているのやら動いていないのやら、老眼ではなかなか分からず、まあ何か少し動いているような気がするという感じでしょうか。リターンクランクの偏心を大きくしてやれば、確認も可能と思いますが、変にひっかかっては困るので、触るのは止めました。

まあ実機もシリンダの異常な小ささから分からなかったようにも思います。類似の機構のハックワース式弁装置はyoutubeでもUploadされてよく分かりますが、結構、長い行程で滑り弁が動きます。まあ唯、馬力の方も現存しているTatoo級の機関車は大きいですが。

大好きな旧乗工社の頸城2号機と比較写真をスナップで撮影しました。肝心な時に光源故障で仕方ないので、ストロボで撮りました。片方は50HPだったと思いますが、大きさは歴然と違います。しまった、と思ったのは、10HPを前に出して撮影してしまったことです。何かこの写真では余り小さい印象はありません。2つの目で立体視するのとは全然、印象が異なるのを実感しました。これをしっかり表現出来る人が写真の上手い人というでしょうね。まあそれにしても小ささ、Gradeがお分かり頂けると思います。30HPとの比べてみましたが、矢張り、小ささに驚きました。

後の頸城・・・何時かアラン式フルワーキング、フルキャブで作ってみたい機関車です。旧乗工社への挑戦はこれからです。

RIMG0002.JPG

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【2011/04/10 04:01 】 | 模型 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
コッペルとHohenzollern大詰め
ここ暫く持病の腎臓結石で鬱陶しい日が続きましたが、昨日急に体外に出ました。心の準備がなかったので、いつもにも増して痛かったです(泣 そうしている間にも作業は着々と進みまして、コッペル、ホーヘンツォーレルンの超小型機関車がほぼ完成致しましたので、報告させて頂きます。これから幾つか組み立て時に見つかった問題を解決して、いよいよ量産(といっても数個~10数個ですが)に入ることになります。

コッペルの動画は動画処理用のPCが未だ届きませんので、暫く時間を頂くとして、取りあえずスライドショーを作ってみました。写真、或いは動画では伝わりませんが、実際は驚くほど小さな機関車で、それがフルワーキングですので、きっと御気に召して頂けると思います。写真はエクセレント制作者のMr. Mach氏によるものですが、明らかなように、煙室ハンドルとカプラーは未装着です。なお、完成品のみ煙室扉は可動にすべく、今、工場長が鋭意、成形中です。 スライドショー (クリックでyoutubeにジャンプします)

これは何れWebに埋め込みますが、まずは速報でお目にかけます。

ホーヘンツォーレルンの超小型機関車は、今日、試作が工場長から送られてきました。担当したE板も問題なかったようで安心しましたが、まあ、これも可愛いこと。実物と同じように1軸駆動ですが、私が今まで作って来た簡易シャシとはひと味もふた味も違います。前従輪が30度スイングするこりにこった設計なのですが、小さなエンドレスの急カーブをしっかり走るんです!動画は近日中にUpしますが、オマケ機関車というには、全く手抜きのないミニチュア機関車です。工場長は勾配を上らないとしょんぼりですが、実際の機関車も到底上ったを思えず、1軸駆動では先ず無理です、砂でも巻きますかと言ったところです。マクロ撮影ですので、小ささは伝わりませんが、コマネズミのような可愛い機関車です。


DVC00005.JPGDVC00008.JPG画像クリックでポップアップします。

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【2011/04/06 19:47 】 | 模型 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
庵原の10HPコッペル完成予想写真一葉
弊工房フィニッシャーの一人 Mr. Mach氏からの写真です。完璧症の彼は、一寸気に入らないからと言って、既に組上がっていたものを、気にくわないと塗料を全て剥がして、再半田を行い今、最終段階に入っています。工場長も私ももうこんなの嫌と何度も投げ出しかけましたが、やっとここまで来ることが出来ました。これで全長約3cmの極小機関車です。実際に手に取ると何じゃあこれはと思ってしまいます。小ささという制約の中で、可能な限りのことはしました。高級モーターは完全にボイラー内に収納され、全く外には見えません。写真で確認可能なディテールは忠実に再現、見えない部分は類似の機関車やお互いの機関車、機械知識を総動員で推定しました。完成見本は来週には出来てこようかと期待を寄せています。ロストワクスも相当な点数に上ってしまいました。エッチング板も何度もとり直しました。

工場長の発狂するような努力もさることながら、私にとっては弁装置の試組立てがまさに地獄でした。当時、0.3mmカシメピンが間に合わず、点半田や、真鍮パイプで何とか可動部を止めて、車体に取り付けて抵抗無く動いた時は思わずやった~と深夜に大声で叫んでしまいました。おーおー滑り弁ロッドも本の少しだけ動くと悦に入っていたら気づけば朝でした。その日は全く仕事にならなかったのを覚えています。部品を飛ばしまくっての片方だけの成功でした。後、キャブの組み立てに若干注意が必要なこと、簡単に出来るようにしたとは言え、パイピングの複雑さ等々考え、Mr. Mach氏の快諾を得、完成中心にさせて頂くことにしました。無論、キットで欲しいという方も大歓迎です。まだまだ同列に語らせて頂くレベルではないのですが、旧乗工社が頸城のコッペル2号を完成だけにしたのも、やっと頷けました。

既に昨年の軽便祭には出品させて頂きましたが、それから殆ど全てのパーツを作り直しています。さらに完成品のみの特典として、ギミック(O社のOナローでよくある)が付きます。工場長に小さすぎて無理と言われましたが、そこはものづくり魂で何とか形になりそうです。後は部品で朝顔カプラーと給油器のみ残っています。静岡を襲った地震で現在、停滞していますが、来週には成形に向けて稼働できそうです。

とにかくコスト無視で作った機関車。次のシリーズはもっとコストを考えて作らなければならないと考えていますが、エポックメイキングな機関車になれば良いと期待しています。画像クリックで大きな写真がポップアップします。

DSCN7194.JPG

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【2011/03/30 03:46 】 | 模型 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
オマケ機関車その3
hohen_conv.gifだんだんウザくなって来ましたが、スプリットシャシの画像もお目にかけておこうと思いまして。まあ、嬉しくて仕方ない・・・?でもこんな軸配置は本当に自由形だけだと思っていました。前にも書きましたが先従輪は30度の角度でスイングします。従輪径は3mm、この為に新調したものです。モーターの直径が4mmですから、如何に小さなシャシかお分かり頂けると思います。4φの1軸駆動ですから、走りの方はどうかお察し下さい。例により滑るように走りますが、スローは無理です。スペースが全くないので、ギヤも入りません。矢張り1/87に拘りたいのです。

スペーサーは金属と同じように削り出しです。今、ベアリング集電のスプリットシャシを採用するメーカーさんが多いのですが、これが提唱者、故マイクブライアント氏提唱の姿に一番近い形です。英国では昔、色々部品を売っていたのですが、今はどうなったのか知りません。

実は後従輪は多分2φ車輪がプロトタイプに忠実な気がするのですが、流石にこれは諦めました。実車はこの従輪の上に水タンクを設置していたのです。さてさて、後はさらにデイテールアップして、塗装。動画UpでこのHohenzollernの特殊機関車お目にかける予定です。

コッペルは今、塗装の再作業中です。第1課目の塗装済みの画像は程度のいいものはお目にかけれると思います。プロトタイプの画像もお目にかけておきます。

東電の原発、現場の方は本当にご苦労様と思います。「本店の人何とかして下さい」との連絡が現場から入ったとのこと。私も若い頃ずっと現場でした。何でもアメリカナイズして組織が経営、現場と分かれてしまっているのでしょうね。早く収束の目処が立って欲しい。毎日そう思っています。

画像クリックでポップアップします。

chassis.jpg

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【2011/03/29 02:30 】 | 模型 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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