足が特に辛い今日この頃です。
先日のショーでは忌憚のない意見を頂きましたそうで、有難う御座居ます。これは私の理解で、勘違いしているのかも知れませんが、
(1) E板キットそのものが高価
(2) レジンとのcompoundに拘る訳は?何故、ロスト、WM(ホワイトメタル)にしないのか。
この2点であろうかと思います。弊工房のE板はコストダウンに成功された他社様に比べ高価かも知れません。鋭意努力をして参りますが、矢張り元々の出発点である、ひと目で弊工房のものと判る繊細なパターンのE板を極めて参りたいという考えは変わらないと思います。散々E屋さんにはこんなもの脱落すると叱られながら無理をお願いしていますが、矢張り一つの満足なディテールの表現を図りたいと考えています。それに現在の私の体力では、大量生産はとてもできるものではありません。又、今まで何度も模型化されているものについては、私自身がコレクターのため(病気と歳で以前のように何でも手に入れるということはなくなりました)余り興味がありません。追々私の欲しいマイナー機種に傾いていくわけですが、熱心な一部のお客様に気に入って頂ければいいという基本考えは変わりません。
実は最初の価額設定とE板屋さんへの照会は、ほぼ同時に個人でキットの頒布を始めた方から制作で失敗したときにE板を分けていただいた価額を参考にしています。それまでは専ら、ごく少数を英国の熱心なファンに分けていました。無論、コストダウンの方法も知らなかったので実費でかなりの価額でした。英国向けE板の最初のキットはAndrew Burnham編集長にRailway Modellerに紹介していただきました。それからは可なり価額を見直して下げては居ます。iModelsのバリエーションキットの価額が今の精一杯で、これ以下だと、とても続けられません。
E板は矢張り輝きを放って欲しいもの。赤いE板、曇ったN/SのE板には私は辟易してしまうのです。(2)についても長くなりますので、又、改めて。
ここで最近(といっても秋)に組んだキットです。協三4トンのW社様のVerです。P社様のも無論所有していますが、希少?ということで。中々精密感があります。もう一つはこれもW社様の最近のキット。ホロは何と和紙をクリアラッカーと溶きパテとサーフェーサで固めています。これはイマイチですね。岩手富士では結構上手く行きました。でもこれの実車写真はお目にかかったことはありません。
以降 次回に続く・・・
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