何かあっという間のGolden Week.そんな風に感じられているのではないでしょうか.Retireすると何もかもあっと言う間のような感じです.私にとって忌々しいのは,あっという間に次の(もう定期的)手術の時期が来ることです.季節感を感じさせてくれるのは,四季の疾患,春の花粉症はやっと収束で,次は発汗による痒みです.心楽しきは桜満開の時期かな.今までそんなもの何も思わなかったのに.関わる医者で精神状態も変わってきます.検査機器や技術の発展で医術はどうなったのか,一寸考えています.
殆どの仕掛品はサビで動かなくなっていたものも含めて,シャシ完成,上周りのプライマ処理も終わりました.後は1台の未塗装の処理で,取りあえず,どうしてもメタルF1の塗装テクニックが必要な1台を残して上周り塗装だけになります.今日は又,久しぶりにiModelsの加藤以降の機関車のパターン図描画作業を始めました.Project-Kシャシの生産中止に伴い,作業を中止して居た蒸気の試験組み付けも一寸してみました.なかなか好感が持てます.そのままボディキットで出してしまおうかと考えがよぎることもありますが,PU101が使えないか考えてみたり一寸悩み始めました.
さて,今日は仕掛かりの恐ろしさとあります.そう,オークションで出品されているものです.一つ気が付きました.腕のいい人の仕掛かりは,それそこそこ写真もしっかりしており,初心者の一部の方はというと,もう破局的状態です.それも低融点でキャストも破壊状態というのを阿呆は買ってしまいました.写真も光りが入っていないし,自分で良くできているというのを信じて,少し競って送られてきたのは,どこかに落としたような仕掛かりでした.W社のは特に真鍮E板を多用していますので,もう救う手だてはありません.このクソガキと思ってマイナスを付ける程でも無し,取りあえず,W社SCのO様に相談しましたら,出来るだけバックアップするとのこと.箱とモーター以外は新部品と相成った訳であります.
そう,相手はBaldwinのB1リアタンク.最近,リニューアルされました.私には何故かが分かります.これを走らせるのに2回部品を取り替えて貰いました.これだけ長いシャシで0.5mmの真鍮板では如何せん剛性の不足です.さらにアイドラギヤの多さ.モーターのスラスト方向の正逆時のdisplacementを何かで固定しない限り,多分しっかり走らないと思います.主台枠は1mm板プレスか,洋白0.8mm程度の厚さになるように張り合わせ.これで改善されると思うのですが,まあ,素人の戯言かも知れません.小さなモーターと言え,極性を切り替えたときの捻り応力は相当なものです.さらにこれを主原因とする従輪尻餅.唯,堅めにセットすると今度は又走らなくなってしまいます.旧乗工社(IMON)はスプリングとプリント基盤でこれを解決しており,小形B1タンクの難しさを物語っています.新しいVerは6φのダブル.一寸電圧を上げれそうですね.Nナローの頚城のホジ3を丁度,6φのダブルにしました.シャシだけ塗装しましたが,滑るように走っています.時代的にはこのBaldwinが新しく,外観としては,私は好きです.
SFはなかなか上手く撮影できませんが,そこは名人、M.K氏。白(又は銀)の下地に基本黒の処理でだんだん似てきました.一寸嬉しいです.DBTの台枠もSF擬きです.唯,大体感じは出せているのだけれど細かいところが未だ違うような感じがします.それと情けないのは,蒸気のシャシが半艶の黒であること.これは給油対策です.同じSFにすると繊細で直ぐに表面の艶がオイル等で荒れてしまい、走らせられなくなります.さっと艶消しを吹いてもいいいなとも思うのですが,「根性」を使い果たしました.弊工房のような人は居ない,資本はないではSF完成なんて夢の夢ですが,今後蒸気を完成させる場合には基本SF擬きにし,出来るだけ作っておきたいと思います.

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