そろそろ森の内燃機関車頒布の予定なのですが,生憎,工場長が風邪を引いてしまい,私の方もスタンバイしていたのですが,一寸遅れそうです.私の最近,目立って体力,目の低下を経験しており,気を付けなければと思っています.コッペルの方の完成品2台は予定通り順調のようで,いよいよ地獄の弁装置に入りますとフィニッシャーさんから連絡がありました.
閑話休題という訳ではないのですが,古い作品を引っ張り出してきました.Webの方にも掲載されているものです.ことの発端は,本で「祐徳軌道」の不思議な機関車を見て,適当に類推してプラ板で簡単なモックアップを作ったことです.上京して,さる雑誌のN編集長にお会いする用件があり,ついでに見せたところ,あれ,一寸待って下さいと図面を持って来られ,あら,ぴったり1/87じゃないですか,と言われ,じゃあ少し数を作って見ようと思ったことです.エッチングで殆ど出来てしまうので,何を血迷ったか排障ネット以外を総レジンでやろうと思ったのが悲劇の始まりでした.前後の妻の薄いのも全部レジンです.挽きモノは英国のBrianさんに作って貰いました.
初期のテストショットは,プラキャストという銘柄のレジンを使って,まあ行けると思っていたのですが,いざ量産段階になってPL法がらみで中止になったとのこと.代替品を使ったのですが,何故かゴム型に付着して全然上手く抜けず,悪夢でした.御予約のお客様にも御迷惑をおかけしました.
N編集長にも持って伺ったのですが,あれ,何でエッチングじゃないんですいかと言われ,ぁ・・・.多分,当時,フランスのレジンのドコービルを作った後,レジンしか頭にありませんでした.思いこみとは恐ろしい物です.
あれから数年して,Project-Kからリリースされたのが,「南筑軌道」の福岡です.重鎮Kさんのお宅にお邪魔した時,「可愛い子には旅をさせろ」と頂いたシャシで作った南筑2台目のモデルです.サイドに多分,フライホイールの保守用と思われる大きな切り欠きがあります.祐徳のは何故か有りませんでした.これはエッチング,ホワイトメタルの本格的キットで比べるべくもありませんが,まあ一緒に撮してのお愛嬌です.キットを作るのも一苦労,レジンをくり抜いて鉛を詰め込まなければ,テールヘビーで話しになりません.でも,スプロケットはお愛嬌.しかし,何度考えても,これをレジンで作った阿呆さは悔いるばかりです.


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