今回は余りのテストショットのミスの多さに取り急ぎフード閉止状態の2バージョンを形にして評価しました.この手のボンネットを自由に曲げる機関車の設計の難しいところは,少しでもボンネット折り位置が異なると,ボンネットの幅が変わってしまうところですが,1個目では精密バイスで曲げ位置をしっかり決めたモノ,2個目ではいきなり曲げたモノとを作ってみましたが,矢張り微妙に変わってくるようです.一杯一杯の設計なので,他のところで補償することになります.ボンネットの曲率が異なるのは2台を見られてのと折りですが,大体の評価が終わりましたので,寸法の調整を行います.昔は0.3mm板積層で後でヤスリで成形を御願いしてしましたが、今一の評判でした。
昨日と同じで,まだまだ完成していません.取りあえず,形にしたところです.加藤抵屋根3トンは,サンゴのOナローキットや,旧乗工社のPU101シリーズで製品化され,HOナローの方は組みましたが,デフォルメしてあると思ってましたが、こんなに小さいモノと思いませんでした.全長僅か3cmで庵原コッペルと同じです.ラジエータは良く写真を見て頂ければ分かると思いますが,拘りの6列です.さて,PowerMAXを装着で問題ないかですが,恐らく行けると考えています.若干自動車用ポリパテ等のお世話に成らなければ成らないかも知れませんが,ほぼスケールの低屋根加藤3トンが始めて御堪能頂けると思います.これも鉱山用508mmゲージがプロトですが、6.5mmとしました。
このキットは2×2×2の8通りのモデルが作れるようにしてあります.大きなバリエーションは写真の通り.「泣きっ面加藤君」です.ゲージはスケールに近い2フィートです。立山に試験的に使われたモノらしく,産業用内燃機関車というより,産業用蒸気でこのような泣き面窓はあったように思います.Hゴムを黒にして,貼り込むと映えた?泣きっ面が出来るものと期待しています.何故,このような形状が良かったのか分かりません.両方,軸受け(ジャーナル)も未だ,取手等も未装着ですが,まあ,このような感じになると思います.原図を修正し,出来るだけ負担なく作れるように泣き泣き試作2弾を作りますが,今度はフードオープンのを作って,前後に動画を公開したいと思います.発売は健康に問題がない場合,3月下旬~4月下旬を予定しています.休む間もなく,次の評価ショットを作ります.一寸人気機種なので,しっかり作らないとと思っていますが,送られてきた段階で既に間違いだらけ,脱落しそうな点ありで,頭の痛いことです.iModelsは作りたいモノが一杯ありますが,ここで一段落.ゴールデンウィーク位までの製品開発が後一がんばりで出来るようになると思います.


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