庵原、ポーター、ホーヘンの開発もようやく峠を越えました。そこで暫く放置してあった最高レンジのFSKU-早口森林鐡道 S-4 O & K 4トン 10HP Cサイド・ボトムタンク機関車-ロッドドライブの途中経過をお目に掛けます。なお、これは1点削りだしですが、同形の機関車をキャブ、床板等をエッチング量産タイプに変え、ディテールをやや省略して、FSKS-5となります。もう少し整った形の仁鮒の3号、最終的には早口S-15号でどちらも超小型の森林鉄道用蒸気機関車です。庵原と同じ10HPですので、大きさも解って頂けると思います。
予め御断りしておきますが、写真はロッドドライブを実現するための走行テスト用評価バージョンで大半のディテールは未装着、早口S-4独特の火室上の後年改造増設したと思われる増槽水タンクや補給水用の大きなコック弁ほか発狂しそうな改造と思しきものもまだ未装着です。 又、キャブも2枚重ね・張り合わせ・芋付け等を避けるため、0.4Tブラス板ワンピースで全て折り曲げ処理することを前提としたもので、曲げ代、強度、折り曲げ組立の容易性などを確認評価するための評価版が搭載されています。従っていくつか寸法的に合わない部分があって色々いじりまわしたため、お世辞にも美しくありません。その点あしからずご容赦願います。今は泣き泣き再設計、コーディング中です。
さて結果としてロッドドライブは成功で問題無く走行出来ました。詳しいことは省きますが、この結果を踏まえて今後の製品に反映させて行きます。又これから一旦分解してモーターをMAXONから新型超小型プラネタリギアードモーター(あったんです。ふふふ)に換装した上で、弁装置取付、ディテールアップを図り、改めてお目にかけることができるかと思います。この新型モーターのトルクはMAXONの5倍、この機関車としての最終減速比は1/375と超スロー運転の強力機が誕生する見込みです。まさに森林鉄道用機関車にふさわしいスペックにご期待ください。
尚、上記のように本機は今後幾つかのスペック、グレードに分けて販売する見込みです。早口S-4バージョンは極少量生産のハイグレード、原型に近い仁鮒時代のNO.3を量産版FSKS-5として予定しています。
しかし写真を見るとS-4が如何に酷使されていたかが解ります。現場で調子が悪くなると、応急措置、ああ、もう一寸長く走れないかというと水タンク増設でもうS-4はパッチワークのようでそれが又、模型にした場合、好ましいのです。パイプもよれよれ。量産版は多分、仁鮒で丁寧に使われたと思われ、原型を保った比較的まとまった機関車です。
しかしこの機関車も庵原コッペルより動輪一個分長いだけでその他の大きさは変わりません。とにかく小さい!画像クリックで詳細画像が見れます。

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