いよいよ車輪から作り始めました.曰く付きの動輪で,元々は挽き物を考えていましたが,タイヤを既に発注してしまって,既に一杯あるということから,プラ等の絶縁材を輪芯にせざるを得なくなりました.碌々の時はそれで作業を始めたのですが,いざ,量産となって見せて頂いて,白のジュラコン-昔の珊瑚のダックス動輪?-が使われていることに気が付きました.一寸,内燃機関車ファンから違和感が唱えられるのではないですか,と静岡殿に進言したところ,検討して見るとのことでした.しかし,ジュラコンも強度から捨てたモノではないので,何かに使いたいと思います.
黒の適当なジュラコンは見つからず,ABS樹脂にしました.段付き軸,ABS樹脂,ギヤ,洋白タイヤ,ブラスベアリングから1軸の動輪を作ることになります.輪芯はセンタを出す必要があるので今回は静岡殿にお任せしました.後は簡単と言えば簡単ですが,膨大な単純作業の繰り返しです.碌々は静岡殿がこの単純手作業をエポキシ系接着剤でしました.昨日も書きましたが,正に「はなまる」手作業です.私はそれなりに接着剤に強い方だと思いますので,私は,メタクリルオリゴマー(ロックタイトXXX),メチルメタクリレート他,適材適所で作っています.もう有機溶剤の臭いこと.思わず,
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未だ気分が悪い・・・これは多分,心臓に良くないw
碌々のGLをお買い上げの皆様は御理解賜れると思いますが、シャシ自身相当、こったものです。こんな風になったのはいろいろと理由はあるのですが、私が減速と五月蠅く言ったこと,静岡殿の方で大量のベベルの手持ちがあったことだと思います.機構としてはこった美しいシャシなのですが,結構調整が大変です.特に音を小さくすることに碌々は腐心しました.これは後転の時,アライメントが変わって,ウォーム2個ついたドライブシャフトのバックラッシュが大きい場合生ずることが分かって,対策を取りました.車輪製作は慣れてきました(単純作業に強し)がドライブシャフトの後輪分の調整が走り/音に大きく影響します.まあ,エッチングと共鳴して仕方ないですが,何とか少しでも静音を目指したいところです.そんなこんなを考えると手作りシャシの長い道のりを感じます.
後はロストにタップ立て.M1.0がお前の柔なタップでは必ず折れると機械専門の静岡殿から送って貰っています.しかしながらお高い内燃機関車に予約を賜ったのだから,絶対にシャシ完成済みキット頒布までこぎ着けたいと思います.来週末には残りのキャストも上がるという今のところの情報ですので,それまで今ある部品で可能なだけシャシは仕上げて起きたいと思っています.それが済めば,ほぼ頒布にこぎ着けられます.
静岡殿から部材を送って貰って,色々内燃の試験部品がありました.勿体ないです.色々これを使ってSealion工房簡易キットの企画を考えるのも作業中の楽しみです.
3月10日には、ポーターのキットの美麗精密エッチング板が出来るとのことです。見積もりを聞いて、気が遠くなっています。恐ろしい。庵原はその後にしますが、何と言ってもこれは煙室戸可動に尽きます。静岡殿には毎日聞くのですが、なかなか確認に行けないとか・・・しかし待てよ。その間機械動かせないじゃん。おかしいですよと指摘したところ、何を言っているのだ、昨年の震災以降、それだけ冷え込んで、稼働していないんだよということでした。そんなもんもう相手は勝手にNCから外してますよとは言ったのですが。これはマイルストンであることは論を待たず、それがOKなら、庵原コッペルもPV製作を含めて、製作進行です。

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