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フィニッシャーさんとは最大で20台の契約(といっても口約束)をしていたのですが,6月頃に鬱なのか作業が進まないと連絡があり,暫く待つことで,同意して取りあえず,2両のみもうすぐ出来るでしょうと御返事を頂きました.冗談半分で書かれていたように思ったのですが,50過ぎの仮面性鬱は私にも少々覚えが有ります.何にしてもやる気というか元気が出ない.そのような背景もあったので,先般,又照会したところ,長期的に作業はつらい旨連絡を頂戴し,一寸,私も自分のLifeのこともあるので,これから御願いするのは無理と判断しました.皆様に御迷惑をおかけするだけです.丁寧な仕上げの方でしたが,ここは断腸の思いで,諦めることにしました.
同じく,私の飛行機模型友人で,45歳で心筋梗塞を起こして,10年経過してもなお元気にされている友人がいますが,その時は色々前向きなことを書いてこられて,強い人だなと思ったのですが,今聞いてみると,矢張り生活等のこともあり,鬱になったそうです.今は,娘さん2人をお嫁に出されて,人生,何事もやる気だなと思うのですが,もうこう暑くては,思考力0です.
さて,肝心の庵原コッペルですが,当初は完成中心に20両頒布を考えていましたが,キットに切り替えてもサポート体制を整えれば問題ないと考え,キット頒布に切り変えました.それと,完成品にすると余りに高価に成り過ぎてしまいます.投資金額,様々な付帯するものも含めて、出資-収入バランスから言えば,殆ど利益無しで安いと言えば安いのですが,絶対金額としては高価に成りすぎで,一寸引いてしまうような金額となってしまいそうです.それも理由の一つです.
基本的な組み付けは皆様でどなかたに依頼して頂き,弁装置組上げ,塗装(シンガー風)は弊工房で余裕があれば有償にて(外注に出しますので)お受け出来るのかなと思っています.現在はそのような予定でいますので,御理解賜りますよう御願い申し上げます.
静岡殿とも話したのですが,20台を以て一旦フルキットは完了の予定です.再生産は考えていませんので,この歴史的機関車(と自画自賛しています)をお買いのがしのないように御願い申し上げます.画像のものは,可動煙室戸,シリンダ上部ロスコ給油機,朝顔カプラ未装着ですが,小ささ(10mmの方眼と見比べて下さい)と精密さは十分に伝わると思います.とにかく無茶苦茶に小さい機関車です.長さだけで言えば,Nゲージの国鉄B20と変わらないと思います.それが,弁装置フルワーキング,キャブインテリアフルディテールです.少なくとも完成後(煙室戸取り付け後)この2機は御予約の方,順番2番の方までに嫁ぐことになります.長さがタイトで火室の中さえモーターとの干渉に気を付けて頂ければ,組もそんなに苦労するところは,弁装置以外はなさそうです.無論,ギヤ駆動ですので,調整の必要も無いと思います.しかしながら問題なく組んで頂くために,とても長くなりそうなこれから組み立て説明書を書くのが大変そうです.
ラインナップもWebも,根本から見直したいと思っていますが,もうこの暑さでは・・・ラインナップは見直しますが,FSKS1~5お買い求めのお客様へのプレゼントは当然,お付けしますので御安心下さい.
ラインナップと言えば・・・次に今まで計画になかった?機関車.無論蒸気です.これは本邦で始めての小形機関車になると思います.内燃はSea lion工房で森の機関車木製キャブ廉価版を企画中です.



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