今,家にいます.この前は100%成功とは言えませんが,手術も終了し,今は自宅でリハビリをしながら,療養です.森,ポーターの頒布もお陰様で無事終わりましたので,4回目の手術が終わるまで,模型を作ることは止めようと思っています.難航を極めた手術で,3つに分かれた狭くなったその交差部を拡げるという動脈整形手術でしたが,1本だけ,マイクロカテーテルを使っても挿入できず,X線被曝線量や投与造影剤もやや危険なところまで来ていたので,3本の1本は諦めて,後2本の太い方の血流を確保しました.ステント挿入で,細い1本の血管は完全にふさがった形となり,心臓下端の細胞は死滅したはずです.心臓下部の血流は最初の心筋梗塞で,死滅したと思われていたものが,どうも生きており,その血流を確保しました.大の虫を活かして小の虫を殺すことになりましたが,やむを得なかったと思います.第4回目も10日後程度後に迫っています.とにかく早く済んで欲しいものです.時間がかかって麻酔も切れてしまい,痛かったですが,最後まで何とか我慢しました.今はその加減か眠くて仕方有りません.腕にはフジツボのような穴が開いています.
次の一連の製品の製作は進めており,静岡工場で,キャスト原型,私の方で,4~5種類の板材の設計を行って,原図も半分程書き終わったところです.術後,無事で有れば,何かの形で1種類でもお見せできるものと期待しています.大体はWebやBLOGで御紹介したものですが,数種類今まで一切アナウンスして来なかったものだけに一寸,新鮮??かも知れません.
さて,古い機関車キットです.ジャンクとして譲って貰ったものを長年,保存してありました.細かい部品は欠品と思われますが,何れも換えの部品はあります.プロトタイプは浜松鉄道5/6号機と思われ,40HPの大型機?ですので,図面から計算してみると大体1/87だと思われます.逆止弁配置は井笠の1/2号機に似ています.発売当時はうわ~出た出たと喜んだものですが,エッガー2号機の影響もあり,う~ん,もう一寸可愛いものが欲しいと出たら出たで,欲も出てきて次はこれが欲しいと勝手に思ったものです.多分,当時あったトビーもHO-9の機関車を出すということでしたが,いきなり企画が消えてしまい,雑誌に掲載されたのかされていないのか,当時の雑誌を見直しましたが,分かりませんでした.記憶では,エッガー2号に類したものだったと思いますが,御存知の方がいらっしゃれば御教示頂ければ幸甚です.
話しは戻ってこの機関車,3回ほどマイナーなモデルチェンジをしているようです.写真のはもともとのオリジナルで,キャラメルモーターのロッドドライブ,プレーン車輪です.それから,モーターがキドに変わって,ギヤドライブに変わったものMk-IIといわれるまで持っています.セミスポークに写真を替えたものが,Mk-IIIとして,雑誌に出ていたのを思い出します.このMk-IIIだけ欲しくて,オークションに出されるたびに,喜んで入札しましたが,結果は全て駄目でした.まあ見た目余り変わらず,どうでも良いと言えば良いのですが,そこはコレクター,なかなか頭で分かっていても,実際には割り切れません.いっそ工房のロスト論芯スポークに変えてみたものが写真です.工房のはM0.25ですが,M0,3の歯車に換装すれば恐らく使えると思います.
プレスはとても無理ですが,一寸太めのE板ならそんなにこの感じを壊さないと考えています.ディテールアップするのか,一寸悩ましい所です.



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