ポーターも森もモーター&キャスト待ちです.早く作業に入りたいのですが,こればかりは待つ他なさそうです.森の完成は塗装完了で後,細かい調整は終われば,こちらに送り返して貰って,シャシ塗装,総合調整,出荷となります.これは出荷時の時,お目にかけたいと思います.結構調整の微妙なこのシャシも森の完成,キット数十両を以て生産を打ち切ります.より組み立て,調整簡単なシャシに設計変更します.内燃機関車は全てSea lion工房製となります.走行等に必要な部材は委託調達となります.モーターもA社のものから,工房のものに変更です.
さて,既に森林鉄道蒸気に関して、美麗な本が出版社E社から出ていますが,その原本となるものがレイルマガジン名取編集長のBLOGで紹介されています.それを見て偶々,Google検索したら,息子の行っている大学の付属図書館にありました.借りてきてやるよと直ぐに手許に.「オークションて売ったらあかんで」と釘を刺されてしまいました.北大も彼の行っている大学も農学部があるので,有ったのかも知れません.流石に教育資料です.内容は参考になり,素晴らしいのですが,それをさらにビジュアル中心にした商用誌を見た目には,アート紙から一転して,酸性紙の上に,何か写真が少ないと贅沢な想いがよぎります.それと名取編集長のBLOGのものより愛想がないのです.酸性紙で黄ばんで,バインドは外れそう.端をしっかり固定して,もう最大の注意でスキャナにかけました.このような酸性紙の資料は今,黄ばんでしまい,判読が困難なものも出来てきています.又,バインドが無くなってしまい,欠落の恐れもあり,電子化等が急がれます.
読み込ませたのは,カラーでは黄色からオレンジまでに酸化が進んでいました.元々がモノクロなのでモノクロでpdfファイルとしましたが,コントラストが弱く,如何にも古い資料という感じです.それで,モノクロを2値化して,余計なところを消しました.これで判読性も良くなりました,序でに勢いを駆ってAcrobatのOCRを適用.ご認識が結構ありましたが,それを突き合わせで直して,綺麗な資料になりました.元々,江戸時代の金彩のカルタを復元したり,古い画像の復元は嫌いではないのですが,OCRだけは手に余りそうです.ページを揃わせるのも至難の業ですし,表が辛いです.暇を見つけて2値化して,判読性をよくするに留めようと想っています.
よく話題にされるこの姉妹誌,日本における森林鉄道用ジーゼル機関車ですが,pgfでDL可能です.ここにURLを載せてしまうと,急にDLが増えて大学も何事かと想いますので,又,機会が有れば探して,DLするようにして頂ければと想います.大学時代,情報基盤センター(計算機センター)の所長と懇意にしていましたが,状態は変わると,一寸したことでも原因の追及を行わねばならないようで大変そうでした.
唯,この資料自身,蒸気に比べて,圧倒的にボリュームが少ないのです.まあ大体知ったものばかりであったように想います.強いて言うと協三の箱形のボギーDLでしょうか.唯,もしE社から続編が出ていた場合,上巻に負けないものが上梓されていたころは間違いないと想われ,失ったものの大きさを感じるのです.I氏の珠玉の森林鉄道資料を見るに付け,人知れず,作られ,廃車,スクラップにされていった内燃機関車に思いをはせてしまいます.一体どんな機関車がいたのでしょう.メジャーなところでも士別の加藤,協三とか好きですね.






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