6月の手術で一区切り付けて社会復帰に100%と考えていたのですが,そうでもないような感じで,数回,カテーテル,ステント挿入を繰り返す方針のようです.納得した説明を求めますが,それも5月の終わり.病は気からと言うのでしょうか,寝違いと相まって,首が本当に回らなくなり,狭窄が起こったのではないか,とビクビクする毎日です.この前の時,全然心臓が痛くならなかったのです.そんな時はやはり,ステントを入れて貰おうと本当に勝手なものです.とは言え在宅のお仕事の話も頂いているし,やはりどこかで区切りをつけて欲しいともう訳が分からなくなっています.
Golden Weekは人も訪ねてくれて,それなりに気が散って未だ製作をしています.昨日は例の造形の名人が訪ねてくれました.常々SFの話しをしていたのですが,矢張り彼もこの前ここで御紹介した方法と同じ方法に行き着いたらしく,見本を持って来てくれました.戦艦の砲台の写真ですが,全然ちゃうやんけ・・・上手いです.まあ,越えられない壁というか,天性の巧さというか.個々まで上手いとへんな競争心なんて起こらないですね.もう頼りっきりにしたいです.おお,じゃあトライアルで塗ってね!とポーター鋼製キャブVer.を渡しかけたら,プライマー処理をしていませんでした.プライマー処理は小生がお約束です.何れ,WebのBranchとして彼の作品や私が企画し,彼に協力頂いた画像を一杯UpしたHPを立ち上げますが,その技能レベルの高さは驚くべきものです.
後はリベットの凸の部分の浮きだしですが,色々2人で穴の開くほど見ても分からず,基本的に1500番~2000番除去,調整吹きということになりました.後はrustとの絡み.本場アメリカのモデラーと同じようなものを塗ってUpしたいものです.古い部品ばかりで作って,フリーでは,今量産中サイドロッドかけシャシのものより渋いのですが,音も殆どしないで動きます.頒布版はそれより遙かに軽く転がりますので,期待して頂いて良いと思います.どこかのWebで拾った実物写真です.この台枠の貧弱さを静岡は出したかったのでしょうね.
この前書いたと思いますが,Oナローの最初の蒸気キット,珊瑚の頸城コッペルはショートと点半田の外れに苦しみながら,動くところまで来ました.色々なところで弄り回しているので,引っかかる,それを直そうとして,どんどん母材を例えばやすっていくので,余計におかしくなるといった負のスパイラルが続きましたが,アラン式のディスクの作り直しも含めて,何とか動くようになりました.仕掛品の怖さを思い知りました.砂撒管は未だ付けていませんが,煙室の止め金具を締め込むと又,ショートするので,再度ボイラーを外して,ややこしいところは全部,絶縁材をコーティングします.しかし走りの阻害になりながら,逆転テコを動かすと本当に実際と同じようにリンクの位置が変わるのですね.驚きです.結局はこれはそのまま実現しないまま終わったようで残差のみ残っています.これもガタで引っかかりの原因になるので半田付で固定してしまいました.でも当時の意気込みが伝わってきます.結果としてテコがプラプラとし,組みにくいだけですが.本当に,実働するようにする予定だったのだろうかと思いを巡らせてしまいます.
当時のTMSにも書いてあったと思いますが,本当にモーターは非力です.滑り弁ロッドも少しは動いているのかも知れません.でもダミーっぽいですね.ああ,最新作のO社のキットを組んでみたいと一瞬思ったり.でもあそこのは,どうもプレスとE板が混在してあって,プレスと同じように扱って弱いE板を歪ませてしまったりと今まで,結構苦労したような.無論,素晴らしいキットであることには論を待ちません.アラン式弁装置フルワーキングがHOナローで出来ればいいなと思います.旧乗工社のも素晴らしい芸術模型というべきものですが,味噌すり運動はしていないですね.

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