庵原コッペルが一段落して少しほっとしています.唯,弊工房都合で12月になったものは,ジグを作り直して貰っています(何故か使いにくい)ので,一つの部品のみHold状態です.ドイツのお客様も送金を受けようとしたら私のアカウントがいつの間にか送金を受けられなくなっており,今,回復依頼中でこれも進展なしです.12月までに庵原を卒業して次の作品に集中したいところです.E板が一杯出来て来て色々作らなければならないのですが,静岡殿も他の仕事で拘束状態なのでサボっています.今日から,少し新しい模型を作り始めます.不思議なもので,購入したキットは直ぐに作り始めるのですが,今回自分が書いた原図E板はなかなか着手しません.きっと余りに種類が多いからだと思っておきます.
そんななかずっとPendingであった林鉄自治会の加藤2.5トン,フルキャブ,フルボンネットディテールが完成しました.全面的に名手TY氏の協力を頂きました.これまで御紹介してきたように3mmφ使用可能性の評価のテストベッドでしたが,余り無理をしなければいけそうです.少なくともこれくらいの小さな機関車では使えそうです.私が作ったいい加減なシャシを根本から見直してくれました.ユラユラしたのは,左右のシャシがずれていたからです.それは改善され,エンジンディテールで十分なウェイトがかかっていますので,1軸駆動でもユラユラしないで,しっかり動いてくれます.次に,全軸駆動で動くのかどうかの評価を別の手持ちのキットで行います.
これが上手くいけば,将来,極小の機関車に使って見る予定です.さらに興味深いのは数回紹介しましたように,極小インテリアの作り込みです.これは近い将来の模型に使えそうですTM氏は寧ろ自動車作りをスクラッチで行おうかという腕前の持ち主で,なかなかこのようなコンソールは鉄道ではないように思いました.最近はフルボンネット内ディテールの精密機関車がどんどん出てきましたが,フルキャブも内燃機関車で面白いと思っています.既に素晴らしい内燃キャブがロストで提供されました.最初からあんな立派なものが出来るかどうか分かりませんが,TY氏と少しSea lion工房単体で開発してみたいと思います.
そろそろ作りダメのNナロー,モーターカー,蒸気を塗装しなければなりません.



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