何も考えず,E板テストショットを起こして作ってみたのはいいのですが,余りの小ささに,フード開放にした場合,PowerMAXがフード内全体を覆ってしまいます.特に,ikato-3の機種は未だ大きいのですが,3トン原型/立山バージョンは非常に小さく,殆どパワーユニットになってしまい,一寸困ってしまいました.
これとは別に,矢張りポピュラーな9mmナローにならないかというお声を複数のお客様から頂戴し,SEK-11大谷加藤で推奨しているkatoのセントラムシャシをこれらの2フィートの小形加藤に使えないか検討してみましたが,何とかぎりぎり行けそうです.真ん中の黒い部分のプラを少しやすってやれば何とか主台枠に収めることが出来ます.唯,圧迫すると走らなくなるので,最大の注意が必要です.最悪走らなくなってしまいますので,自己責任にて御願いします.又,これらの方法は説明書に書いておこうと思います.
いきなり結論ですが,
SEK-12,13の小形加藤に関しては,
「推奨シャシはPowerMAXである.フード閉止状態を推奨」ということにします.まあ唯,実際,フード開放写真しか残っておらず,殆どフードを開放して使われて居たと思われる機種については,ボンネットのバリエーションを考えることにします.対策としては,
-
HO9として,katoのフラットパワトラを自己責任で改造して頂き,適当なエンジンキャスト等でディテーリングを行って頂きます.
-
HO-6.5を選択頂く場合は,別にE板でエンジン等の画像をレリーフ化したものを弊工房にて用意させて頂きますので,そのレリーフでPowerMAXを挟み込む形にして頂き,ディテール表現を擬似的に行って頂こうかと思っています.
(2)は所謂テクスチュア・エングレイビングで,今回の大谷加藤にも一つの小さな部品に使わせて頂きました.試みとしては面白いので,少し頑張ってみようと思っています.これはもう随分前(30年以上前?)に現RailMagazine名取編集長が生駒銅山というHOn2(7mm)レイアウト用に作られた小形加藤からヒントを得たものです.しかし,2フィーターとしてはあの素晴らしいレイアウトを見たかったです.現存するのでしょうか?

[253回]
PR