この2~3日伏せっておりました.風邪なのか,或いは心臓不調なのか,もう寒気が取れず,結構暖かかくなったのに,炬燵で丸まったままでした.一寸は最近は調子がよくなってきたかと思うと一進一退です.経験者の友人には存命で,そこそこ精神的にも肉体的にも数年かかるってと言われていますが,正に実感です.彼が予告していたかのように,歯の不具合.かぶせが急に外れて,ゴルァちゃんとつけんかい,と馴染みの近所の歯医者さんに行ったのですが,阿呆,虫歯じゃと言われてあっけなく土台を除去されました.「ほらほら,余り痛みを与えると,患者の心臓停止するよww」とワイワイいいながら治療して頂きました.神経を既に抜いていたところでしたので,痛みもなく,腐った患部の除去完了でした.まあそれも「お前は心臓ボロボロやけど,歯は,そこそこ優秀よ」と,例のリューターをつっこみながら言うので,思わず吹いてしまいました.少し患者さんの少ない時間に行ったので,話し込んでしまいました.「先生も心筋梗塞が忍び寄っているよ,突然来ますから」と冗談でいうと,「う~んこればっかりはわからんからな,心臓痛くなるとは限らないからな」「おー,流石,お医者さん」と同世代のお話は続いたのでした.
静岡殿には毎日のように急き立てていますが,それなら,お前,動輪も基礎だけつくってやるからお前,後やれ.森も今やってるだろうと,ロスト動輪,恐ろしく高価に思われる精密バイス,小形ボール盤,後は一杯の細細部材がどっと送られてきました.後は,ロッドピン用を垂直に立て,かつ90度の位相を出せるスペシャル治具.他用途治具ですので,まあ作業ステップで色々,トランスフォーマーのように各治具配置を換えていきます.
しかし,静岡殿が社長をしながら,量産が極めて困難で納品になかなか結びつかない訳が分かりました.まあ,ステップ数で動輪だけでも多いこと夥しいです.でもロスト論芯は本当に魅力的です.始めて見たのはO社の井笠コッペル.いや余りの素晴らしさに,今お金をおろしてくるからと言って慌てて買った程の感激でした.無論,輪芯は無塗装で今でも残った数少ないディスプレーに入っており,楽しんでいます.
大体,アバウトな正確なので,治具は鉄道模型社の突き合わせ半田用の治具しか知りませんでした.何でも目分量で走らせてきたので,まともにノギスも当てたこと有りません.それを今回はガチガチの治具作業です.
こんなものリュータでやったらしまいやん.と何時も位置はずれるは,ドリル歯は折りまくりなのに,ブツブツ言いながらの作業.なかなか軸に車輪を圧入するのも力のいれ具合も分かりません.ポーターは結構バックゲージがタイトに設計されており,ついつい力が入ってしまい,軸を1本曲げてしまいました.序でにいうと,穴明け中に,バイスに手が当たってしまい,0.8mmドリル1本折ってしまいました.最も用心した,1mmタップは無事しっかりと垂直に立てることが出来ました.(ハンドルなんて使うのはじめてでした.板材のタップを立てるくらいが今まで関の山でしたので)
こうして夕飯までに今までのに加えて,2台が一応,シャシに押さえ板を介して装着できました.後はロッドかけですが,少しだけロッドの穴の位置が,ホィールベースより短いことが,一回のロッドかけで止まる原因を特定出来ましたので,後は,スムーズに出来ました.一寸押してやると2台ともコロコロ転がります.静岡殿に報告.これで,任せれるかなとのこと.はいはい,原型作り早く御願いしますねと今日は機嫌良く終わりました.
大体,ポーター動輪製作とシャシ装着後のロッド調整は後数台.森のシャシ完成も10台を切りました.そろそろ袋詰めも見えてきて,FSKS 2台の頒布まで頂上が霞みながらも見えてきたかなという感じです.後は追加の部材を待っています.先日のBLOGの鋼製のキャブはどうも気に入らないので塗り直します。未だに狙うモノがはっきりしません。
庵原は,今のところ,エンドミルは折れていないとのことで,今度こそ成功して欲しいモノです.これを早くPVでお目にかけたいと思いますが,Project-K(GKC)様でいいもの売っていたのですよね.これ使えばうまくいけばよりクリアに小さな弁装置の動きが撮影できます.気づいた時には売り切れでした.まあ唯,庵原が小さすぎて乗っからないかもしれません.ということで,自分で慰めています.


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