京都は雨です。涙雨でしょうか。
工場長の自宅に電話が通じ,奥様から事情をお伺いすると,夏服のまま,九州の方に飛び出して行ったままと奥様も心配の様子でした.細かなプライベートなことは聞かないことにしていましたが,一体何の仕事なのでしょうか.
そんな状況を心配して下さり,GKCのT様からメイルを頂きました.そう,ポーター,バグナル2種は元々ここからアナウンスされており,私も同一の製品が異なるWebに掲載されるのは好ましくないのでと掲載を止めていたものです.(特にポーター)Excelsiorは,部分的な写真しか掲載されていないこと,小生の方で,ウィング・タンクとして再設計を行ったこと等で,異なる製品として,アナウンスさせて頂きました.サドルタンクも明らかにE板が拙いので,私の方で起こし直していました.
再三再四,GKC様とは後々のトラブルがないように工場長に申し入れ,話し合って問題は解決したということでしたので,その上で,試作・塗装を行い,掲載したわけですがどこかですれ違ったのか,GKC様には,伝わっていなかったようです.T様には既に心からのお詫びを申し上げましたが,当時,GKC様のサイトにて御予約のお客様に関しまして,混乱を与えたことをこの場を借りまして,心よりお詫び申し上げます.
しかし,この場で不謹慎ですが,弊工房で既にアナウンスさせて頂いた,Excelsiorは凄いオーバスケールでした.今,HoldしてあるE板原図と比べてみました.両目で見て比較できると撮影してみたのですが,一寸分かりづらいですね.大体15%かそれ以上小さくなります.庵原のコッペルとキャブの大きさは同じくらいになります.多分,8φのFaulhaber仕様に拘ったので,オーバスケールになったのでしょうね.今は6φの超小型ギヤードも見つかったことだし,いいのが作れるのにと思っています.1/87のExact Scaleでは,コッペルと同じくらいの大きさです.可愛いです.何とかしたいなぁ.純粋に乗工社が出す予定であったPU101を使用したRoy Linkバージョンもいいのですが,矢張りこの小ささは捨てがたいですね.せめて前まで一緒にしていた造形師が居れば,PU101に変わるWBの小さなシャシを開発できて何とかなったと思いますが,今,彼も介護で大変なようです.ここは涙を拭いて我慢ですね.


とにかく,本人さんと話が出来ないことには,何も出来ませんので,FSKSの件は今暫し待ちたいと思います.御予約頂いているお客様には,その結果を待って,善後策を御説明させて頂きたいと思います.唯,空しく帰ってくるか帰って来ない人を待つのも不毛なことですので,SEKの開発に着手したいと思います.いくつか既に着手していまして,どれもこれも超小型機関車です.
水冷PC修理を終えて竣工しました.暫しは気分を変えてそのことを主題に,模型の話しも.SEKの進捗もあれは報告させて頂きます.
この前も書きましたが,若干部品未装着の作品は出来ていますが,とても上京できる状態ではありません.これも涙目です.昨年はどのような形で出品されたのかは知りませんが,コッペルはE板の組み立てが困難で,私もE板組み立てを工場に任せたのですが,一寸,E板設計者としては不満が残りました.隙間と歪み・・・E板の隙は一番嫌いで,とにかくこれには気を遣っています.今年はエレガントな淑女に生まれ変わっています.極小の弁装置の動きとこのエレガンスを皆様にお目にかけられないのは本当に残念です.K氏とは,30HPのコッペル比較をお約束していたのですが・・・(実は30HPもフルワーキングでとうの昔に作ってしまいました)来年は出品出来るように何とか頑張りたいです.それでは明後日の軽便祭が成功裏に終わることをお祈りします.
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